2011/02/21

この度、Tokyo Front Line Photo Award 2011の審査で20名のフォトグラファーに選ばれ、入賞致しました。審査員の篠山紀信さんからは、個人的に私の写真について大変嬉しいお言葉を頂き、最終選考にも選んで頂きました。コンテンポラリーフォトのコンテストに過去の作品を持って行ったのでは、選考基準に満たないのでは、、と心配をしていましたが、“写真に表現されているもの”を見てくださった篠山紀信さんには、心から感謝します。
13年前の写真を何故今発表したのかという問いに、思いが積もり過ぎて説明がちゃんと出来なかったのではと思います。。その写真が語りかけて来たと言ったら変でしょうか。。。
1998年、私はNYで複雑な思いをしながら写真を撮り続けていました。若者の抱える悩みや葛藤は混沌とした社会の裏側を反映し、まだ未熟だった私はその問題に対し成す術もありませんでした。そして、生きる道を選んだ者と、道を自ら断ち切った者、その現実をただ通過する者、その中で立ち止まる者もまた道を塞がれてしまう。生き続けて行く事で、いつのまにか背負うものが自分の背丈よりも大きくなっていても、乗り越えて行く事で道は必ず開けて来る。時が経つ事で、私に出来る事は何か、冷静に見つめる事が出来る様になりました。『写真』に出来る事は何か、考えさせられた貴重な一日でした。ありがとうございました。

2011/02/15


この度、OvalことMarkus Poppの新しくリリースされるEPに私の写真が使用されました。
Ovalとは昨年東京で知り合ってからアートの話しを色々と交わし合い、それ以来、私をいつも応援し続けてくれる友人です。デザインは、友人のKirikuさんにお願いしました。

Ovalが新しく手がけた映画のサントラは、儚く美しく、繊細な音が紡ぎだす温かい羽に包まれ、子供の頃の夢が戻って来た様な気持ちになります。http://vimeo.com/19681043

新EPは映画のサントラとは真逆のOval meets  Metalというものです。New York在住のLiturgyが裏面です。

My photo work is now a cover of Oval - Markus Popp's new EP which will be sold exclusively on the records day. Thank you very much Markus!